今、『ポケモンのパクリじゃないか!』と世間を騒がせ、あの任天堂のポケモン社からも訴えられている「パルワールド」を知っていますでしょうか?
パルワールドは2024年1月にリリースされたゲームでジャンルとしては「ARK」に似たサバイバルゲームなのですが、なぜか「ポケモンのパクリ」と言われてしまっているのです。
今回はなぜパルワールドが「ポケモンのパクリ」と言われているのかをパルワールドを半年実際にプレイしていた私が【ゲーム性】と【似すぎたキャラクター】に分けて紹介していきたいと思います。
ゲームシステムも似ている
1.捕獲システムが似ている
読者の皆様は「ポケットモンスター レジェンドアルセウス」というゲームを御存じでしょうか?
ポケットモンスターシリーズにおける完全オープンワールドゲームでありアクションを加えられたポケモンシリーズなのですが、そのレジェンドアルセウスの捕獲システムとパルワールドの捕獲システムが完全に一致してしまっています。
どちらもボールを使用して捕獲しているのですが相手にダメージを与えて弱らしてからだと捕獲できる確率が上がるのも共通している点となっています。
また、パルワールドも捕獲したモンスターは手持ちに加えられる他にBOXに預けておけるのもポケモンと同じなんですよね。
フィールドボスが存在している
パルワールドは特定の場所にそのマップのフィールドボスが存在しています。フィールドボス個体は通常の同じモンスターの個体よりも大きくなっていることが多くステータスも高めになっていることが多いのですが、こちらも「レジェンドアルセウス」に同じシステムが「オヤブン個体」として用意されています。
どちらも強力で力をつけてから挑まないと返り討ちにされる。
ワンパンされトラウマになった人もいるのではないでしょうか。
モンスターを連れ歩ける
最近になってポケットモンスターシリーズでは、当たり前になってきた好きなポケモンを連れ歩くシステム。もちろんパルワールドでも好きなパルモンを連れて歩くことができます。また、パルワールドでは連れ歩いたパルモンが勝手に近くのモンスターを倒してくれたり、物資を採取してくれるのですが、こちらの機能も最新作のポケットモンスターSVにて「レッツゴー」という名前で実装されており、さらにパクリ疑惑が高まることになっています。
ジムリーダーが存在している
ポケモンといえば、ポケモンを育ててジムリーダーに挑戦するというのが基本的な旅の一つの楽しみだと思うのですが、パルワールドでもジムリーダーが存在しており、プレイヤーのチャレンジ要素として存在しています。システム名としては【塔ボス】となっているのですが、プレイヤーの中では【ジムリーダー】と呼ばれており攻略サイトでもボス戦・ジムリーダーと記載されてしまっています。こういった一面からもポケモンを意識されているとプレイヤーも感じてしまっているのかもしれないですね。
【画像比較】パクリ疑惑一覧
ここからパルワールドが訴えられた最大の原因であるキャラクター(パルモン)の類似性を画像付きで紹介していきます。
ポケモンとパルモンの比較
パルワールド | 元となった 疑惑のポケモン | コメント |
---|---|---|
クルリス | パチリス+リーフィア | パチリスのフォルムにリーフィアの特徴である新緑の葉を組み合わせたデザイン。クルリスはパルワールドの世界でも特別な石造が用意されていたりパチリスのマスコット性まで意識されている。 |
モコロン | エルフーン+ウールー | エルフーンの胴体にウールーの毛皮をまとわせたデザイン。使用されているカラーも全く一緒であり、目もエルフーンとかなり似ている。 |
エテッパ | ヤナップ | ヤナップの頭上の植木を木の葉に変更し、全体的なカラーを緑系統に寄せられている。特に目元から口もとのデザインはパクッているだろう。 |
ペンタマ | ポッチャマ | 同じペンギンモチーフなのもあるが、全体的なデザインが似ている。特に顔の模様が一致してしまっているのがパクリと言われてしまっているのだろう。 |
ミルフィー | イーブイ | 言うまでもないだろう。カラーも色違いのイーブイと一致しており、デザインはダイマックスしたイーブイそのものである。 |
ネムラム | ゴース+ムウマ | ムウマに手足を生やして、ゴースのガスを装飾させたデザインとなっている。他のパルモンに比べオリジナル性は高いだろう。 |
ルミカイト | タマンタ+マンタイン | タマンタのカラーデザインのままマンタインに進化させたかのような見た目をしている。ルミカイトが飛行できる点もタマンタ系統の飛行タイプを連想させる。 |
フラリーナ | ヒスイドレディア+キルリア | ドレディアの特徴をキルリアに足して割ったようなデザイン。バレエの特徴を持ち合わせており、キルリアもバレエをモチーフにされている。また、フラリーナの上位種、リリクインがサーナイトの特徴を持ち合わせていることから進化の過程までパクリを匂わせている。 |
ドレディア+サーナイト | フラリーナの上位種、同じくドレディアの特徴をキルリアの進化系だるサーナイトをベースに足したようなデザイン。サーナイトもドレスを纏っており、フラリーナの件も見るとパクリは確定だろう。 | |
モモチョ | オオタチ+ハクリュー | オオタチもハクリューも色違いはピンク色であり、全体的にオオタチのデザインにハクリューの麗しさを加えられている。 |
ガウルフ | ルガルガン | どちらもオオカミの要素が強くパクリと言われているが、一般的なオオカミのデザインで特徴的な特徴がどちらもないためパクリとは言い切れない。特徴がないところまでもパクっているとも考えられるが |
クルットリ | ネイティオ+ドデガバシ | ドデカバシをネイティオのカラーで塗り絵をしたかのようなデザイン、色と模様がそのまんまで言い逃れはできないであろう。クルットリが爆発するのは、ドデカバシの「くちばしキャノン」がモデルだろう。 |
メリホップ | マホイップ+メリープ | メリープをマホイップでデコレーションしたかのようなデザイン。特に耳元から先端にかけては言い逃れができないほどにマホイップである。 |
ツノガミ | ゼルネアス | 色もゼルネアスに比べて単調的でほかのパルモンに比べてまだマシだろう。ただ目元がよく似ている。 |
ぺコドン | ヌオー | ヌオーを少しスリムにして怪獣っぽさを増させている。 目元はヌオーそのものである。 |
フライゴン+カイリュー | フライゴンの色違いにカイリューを足して割ったデザイン。上半身はフライゴンとなっており、下半身はカイリューの要素が強い。 | |
アズレーン | アシレーヌ+ジャローダ | ジャローダをベースにアシレーヌの特徴を振り分けただけである。尻尾のピンクの球体がアシレーヌの進化前であるオシャマリのピンクの鼻に似ているのも特徴的。 |
ホークウィン | ムクホーク+ウォーグル | 嘴当たりのセンターカラーが赤い羽毛など殆どムクホークのままであるが、羽毛のカラーなどウォーグルを引用されている。 |
トドドドン | ドオー+ヤドン | 目元はヤドン。胴体がドオーで完成されている。ヤドンやコダック、ドオーといった阿保ずらは増田のお気に入りの為、ここをパクれば黙っていないだろう。 |
コバルオン | コバルオンのファンアートかと見間違えるぐらい似ている。荒々しさが少しマイルドになっているのがケルディオ味を感じさせる。 | |
グレイシア+アローラキュウコン | グレイシアをキュウコンのサイズにし互いの特徴を残したようなデザイン、特徴的な耳もグレイシアの靡いた耳にキュウコンの毛皮を合わせたようなものになっている。 | |
ルカリオ | ルカリオの色違いは金色であり、色違いと比べるとかなり似ている。ルカリオをエジプトに寄せたデザインといえるだろう。 | |
ニャンバット | マニューラ+グライオン | グライオンのサソリの胴体をマニューラに置き換えたらまさにニャンバットが完成するだろう。ポケモンフュージョンで合体させてそのまんま引用したかのようである。 |
ヘルガー+ゾロアーク | ゾロアークをベースにヘルガーの特徴を持ち合わせたデザイン。特に頭に生えた角と黒と赤で完成させられたカラーは全くヘルガーである。 | |
ダークライ | 小学生がダークライを描くとこうなる。白い頭と黒いマントがダークライに似ている。また、マントの内側にある赤色のせいでダークライに使用されている色と完全一致してしまっており、さらに寄せているように感じさせてしまっている。 | |
ジュナイパー | これも小学生がジュナイパーを描いたらこうなる。ジュナイパーを人型にしたかのようなデザイン。赤いマントがジュナイパーの翼を連想させる。 | |
ヌメルゴン+フシギバナ | ヌメルゴンを緑にして、フシギバナの特徴である花を頭に咲かせたかのようなデザイン。個人的には、ヌメルゴンとメガニウムの合成かと感じたが、メガニウムのパクリは別にいる。 | |
メガニウム | こちらがメガニウムのパチモン。首から花が咲いている点やカミナリ竜な点が共通している。こちらのほうが凛々しいがパクリで間違いないだろう。 | |
エンニュート | メスの爬虫類というのが共通している。エンニュートもラブマンダーも毒を使う点も共通している。 | |
ボーマンダ+ラティオス | 飛び方がラティオスそのもので全体的なデザインがボーマンダに似ている.周囲に浮かんでいる物体がラティオスの技である「ラスターパージ」を感じさせる。 |
から揚げくんもパクっている!?
パルワールドの序盤に出てくる「タマコッコ」というパルモンが「ローソン」のマスコットであるから揚げくんにそっくりと話題になっています。それがこちら、
トサカにくちばし、目など全てがそのままですよね。すがすがしいぐらいパクッてて草。
パルワールドのオリジナル要素
もちろん全てがすべてパクリというわけではなくポケモンとは全く異なる点も存在しているので紹介させて頂きます。
拠点を作りパルモンとの生活を楽しめる
パルワールドにはポケモンの世界のように殆ど【○○タウン】といったものが存在せず、自分で拠点を立てて自分で街を作っていかなければなりません。また、プレイヤーも捕獲したパルモンもお腹を空かせてしまう為、食料も拠点内で畑などを作り賄っていく必要があります。ポケモンにもキャンプをしてポケモンと触れ合うシステムがありますが、パルワールドでは、パルモンと触れ合いつつも拠点で配置したパルモンは拠点内で自由に行動し、畑を耕してくれたり、水を上げてくれたり、鉄鉱石を発掘してくれたり、敵の襲撃が来たときは拠点を守ってくれたりと共同生活を共にしてくれるので似ても似て付かないと言い切れるでしょう。
人間を捕獲できる
嘘のように思えるかもしれませんが、パルワールドでは人間をボールで捕獲することができます。
捕獲した人間はパルモン同様に扱うことができ、連れ歩いたり拠点で共同生活することができます。
また、人間は闇商人に売ると高額で取引できるのが特徴的ですが、人間に危害を加えると通報され一定の間、指名手配を受け、保安官が拠点を襲撃してくるので注意が必要です。
(イケメンを捕獲できます。彼氏との夢の共同生活です。)
モンスターを合成できる
パルワールドでは捕獲したモンスターを合成させて強いモンスターに変化させることができます。
また、同じモンスター同士で合成させれば同じ姿のままで強化(凸システム)することもできるのが魅力的です。
もちろん人間同士で合成すれば好きな人間を凸させるなんてこともできます。最強のイケメン爆誕です。
ポケモンではありえないシステムですよね。
最後に
今回の記事を読んでいただいて、パルワールドとポケットモンスターの違いが分かっていただけたと思います。
ゲームシステムは、パルワールド独自のものが多いですが最大の原因である、キャラクターデザインを見ると納得いくものが多かったですよね。
現在、任天堂から訴えているパルワールドですがこれからどうなるのかにも注目です。
コメント